テキストサイズ

子犬と俺の物語

第18章 守る

俺たちは話さず沈黙状態…

和也「雅紀、なにか話して…?」

雅紀「話してって言われても…」

雅紀は困っていた。

雅紀「和って今までどんな人に飼われてたの?」

和也「大人から小さい子、おじいちゃんとかもいたな…」

雅紀「長い人でどれくらい?」

和也「一番長いのは智。智で半年間だよ。短い人で1ヶ月。」

雅紀「そうなんだ…」

和也「短いって言ってもしょうがなかったの。おじいちゃんだったんだけど体調崩しちゃったから…」

雅紀「そっか…」

和也「雅紀のことも知りたい。」

雅紀「えっ、俺?」

和也「雅紀はどうやって翔と知り合ったの?」

雅紀「翔ちゃんとは大学で知り合ったんだよ。俺、人見知りだから中々友達出来なくて…翔ちゃんが話しかけてきたのがきっかけかな?」

和也「そうなんだ〜…学校楽しい?」

雅紀「うん!楽しいよ!」

雅紀の顔からは笑顔が溢れた。

和也「楽しそうだね〜」

雅紀が笑うと俺も笑ってしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ