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人間と吸血鬼

第11章 番外編 雅紀の過去

高校時代。

クラスの隅にいる。

「おい!相葉!」

雅紀「…‼︎」

怯える雅紀…

「なんか買ってきてくれない?」

雅紀「だって…さっきも…」

バンッ!

雅紀「いた…!」

「うるせぇな…ごちゃごちゃ言ってないで買って来いよ!」

雅紀の言う友達は…

智「……」

最初は敵みたいなものだった。

ボスについて行く人だったみたい。

雅紀はいつも屋上で泣いていた。

雅紀「ヒック…ヒック…」

いじめられて屋上で一人泣いていた。

友達もいなかった雅紀…

ガチャ!

さっきの人が現れた。

その人は泣いている雅紀に近づいた。

雅紀「…‼︎ やぁ…!」

雅紀はひどく怯えていた。

雅紀「やめて…‼︎ ぶだないで…!お願い…何でも言うこと聞くから…!」

智「……」

スゥ…

その人は雅紀に手を差し伸べた。

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