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和也「本気で言ってんの？」

妃里「本気だよ…和也が好きだから…」

和也「俺を裏切ったのに？」

妃里「それは…」

彼女は黙る…

俺は全部思い出したんだ…

和也「陰で彼奴と浮気してただろ？」

妃里「どうして…」

和也「知ってるよ。お前が俺に優しくしなくなった時に気付いた。お前はもう俺のこと必要じゃないんだって。」

妃里「それは…」

和也「そしてお前は彼奴を選んだ…俺を殺した彼奴を…」

妃里「……」

和也「それでもやり直そうって言うのかよ。」

しばらく黙っていた彼女は…

妃里「それでも…やっぱり…」

彼女は俺の目を見る。

妃里「好きだった…やっぱり和也じゃないと嫌だって…そう思った…」

和也「悪いけど妃里。」

俺は彼女の目を見つめ、

和也「戻す気なんてない。俺は妃里より守りたい奴がいる…だから俺のことは忘れてくれ。」

そう言って走り去る。

妃里「待って…！和也…！」

俺は力を使い姿を消した。