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人間と吸血鬼

第13章 惑わす

雅紀「翔…」

ダメだ…力が入らなくて…

しかもなんか…体が変…

俺…翔を求めてるような…

翔「俺は和みたいに色々力は使えない。唯一自慢できる力は相手を惑わすことだよ…」

雅紀「あぁ…ぁ…っ…」

やっぱり…これが力…

でももうだめだ…

俺は自分でも翔を抱きしめた。

和…助けて…助けて…‼︎

すると、

「雅紀‼︎」

バコンッ…‼︎

壁が崩れ落ちそうになり翔が俺を抱きかかえ素早く避けた。

雅紀「か…ず…」

和也「雅紀‼︎ 翔…お前…」

翔「そんな怖い顔しないで?分かったよ、返すから。ちょっと惑わしただけ。」

俺は和に渡された。

和也「雅紀…?大丈夫か…?」

雅紀「なん…とか…」

翔「しばらくしたら戻るよ。じゃあまた今度ね?」

翔は消えてしまった。

俺はそのまま抱きかかえられ家に向かった。

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