彼は年下女子が好きなんです
第4章 「まー」って呼び方は…
下校の時間。
いっつもまーと一緒に帰ってる。
だから、今日も校門でまーを待ってる。
ん!
まーだ…
昇降口から出てきたのは、紛れもなくまー。
でも、その隣には、"ミカちゃん"がいた。
「ま…」
「ねぇ」
声をかけようとしたら、声をかけられた。
「…はい…?」
「真姫ちゃんだよね?」
「誰ですか?」
「俺ね、2年の海斗。」
「はぁ…」
かいと、ねぇ…
まー達との距離が、狭まってきた。
「あのさ、今日、これから空いてる?」
「え?えーっと………」
どうしよ…
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