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Lie Love

第2章 帰り道に



「莉紗にとって俺はそんなもん?」


『…え?』


「莉紗俺のこと好きって言ったよね?」


私は頷いた


「俺は莉紗と付き合いたいって思ったよ」


先輩のその言葉に私は顔をあげた


「でも莉紗は…」


『違うんですッ!ほんとに先輩が好きなんです。
付き合いたいって私も思ってます。だけど…
だけど先輩は私なんか彼女にしてくれないだろうな
って思ったんです…だから…ッ』


「…莉紗」


『大好きなんです…ずっとずっと大好きでした』


私は溢れる涙を堪えながら先輩に言った

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