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短編集。

第2章 客×花魁





時代は花魁道中真っ盛り。


「おー!なんて美しいんだ!!」

「魅姫(みき)!あれは俺の花魁だ!!」

「違う!あれは、俺の花魁だ!!!」


周りで僕をやんやと囃し立てる男たち。
今日、僕は新造から太夫になった。

辛い毎日はもぅなくなった。

ここまで来るのに、いくつかの月日が過ぎただろうか

もう、男と交わることはあまりないだろう






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