
君の隣の相棒さん、
第35章 それでいい(伊)
「良かったら飲みに行きませんか?いつも飲んでるメンバーですけど、愚痴の相手にはなりますよ」
あの人が驚いた様な顔をしている。
また新しい表情を見られて嬉しいなどと思う反面、何でそんなことを言ったのかと考えている自分もいた。
すると小さく笑ったあの人が俺に向かって一言。
『飲むと荒れますよ?私』
────決まり。
それから俺は芹沢と三浦さんを先に行かせていた飲み屋にあの人と向かった。
「先輩遅いっすよー?って、ぇえっ!?」
「朔監察官じゃありませんか!どうしたんです?こんな男ばっかりのむさ苦しい場所なんかに‥」
『伊丹さんが誘って下さったんです。私の愚痴を聞いてくださる方がいると聞いて‥』
「まっ、そういうこった。二人とも、今日は長くなるぞ…?」
小さくえーっ、と漏らし顔を引き吊らせている芹沢と苦笑いしている三浦さん。
それから暫くして飲み始めた俺たち四人。
二時間ほど経って、普段は無口で物静かなあの人の愚痴が始まった…。
あの人が驚いた様な顔をしている。
また新しい表情を見られて嬉しいなどと思う反面、何でそんなことを言ったのかと考えている自分もいた。
すると小さく笑ったあの人が俺に向かって一言。
『飲むと荒れますよ?私』
────決まり。
それから俺は芹沢と三浦さんを先に行かせていた飲み屋にあの人と向かった。
「先輩遅いっすよー?って、ぇえっ!?」
「朔監察官じゃありませんか!どうしたんです?こんな男ばっかりのむさ苦しい場所なんかに‥」
『伊丹さんが誘って下さったんです。私の愚痴を聞いてくださる方がいると聞いて‥』
「まっ、そういうこった。二人とも、今日は長くなるぞ…?」
小さくえーっ、と漏らし顔を引き吊らせている芹沢と苦笑いしている三浦さん。
それから暫くして飲み始めた俺たち四人。
二時間ほど経って、普段は無口で物静かなあの人の愚痴が始まった…。
