
☆短☆編☆集☆[新・続]
第2章 ヒーローにひかれる松井くん
弁当を食い終わった俺と勝己は御互いに弁当を包み終えて暫くその場で話をしていた
「なぁ、お前ってどっかでバイトとかしたりしてる?」
「ん? ああ
こっから大体1時間位先の地区センターでバイトしてるけど?」
「やっぱりお前だったんだな」
勝己はいきなり溜め息をつきながら俺の顔をジッと見詰めてきた
え?
「お前さ、そのバイト先
もう行かねー方がいいよ」
いきなり真剣な顔になり、口を開いたかと思ったら意味不明な言葉が俺の耳に入ってきた
何言ってるの?
「それ、どーゆー事」
意味が分からなくて理解が出来ない俺は頭の中をはてなにしながら勝己に聞き寄った
「...何となく」
それ以上は口にしようとしなかった
