
☆短☆編☆集☆[新・続]
第2章 ヒーローにひかれる松井くん
かっこいいじゃん!!!!
俺は胸の辺りに、なにかワクワク感や、むずむずっとした感覚に襲われた。
なんだよアイツ
マジ...かっこいい.....
俺の目には、その少年がヒーローに見えた。
「...おい
お前も残ってんなら手伝って」
「え...??」
魂がどっかに行ってた
気が付くとその少年は俺の真ん前にいた。
「大丈夫か?」
「あ...ごめん、なに?」
「清掃に残ったんじゃねーの?」
「あー...そう!
いや、誰も来ないって思ってたから...ビックリした.......」
「ぷっ...誰もって
お前は来てんじゃん、二人しかいねーな。さっさと終わらせて帰るか」
少年は笑いながらそう言ってきた。
なんだよ
笑った顔もかっこいいってどーゆ事だよ!!
取り合えず...片付けるか
俺と少年は二人で体育館を掃除し始めた。
