
普通の女の子に戻りたい
第1章 消えない傷 〜奪われた初めて〜
そのあとの事は思い出したくない。
でも、記憶にはっきりと残っている。
ケイトが腰を動かしてチンチンを抜いたり挿したり。
リョウスケとヤマトにも同じことをされた。
「いい思いでになったね。元気でね。ミナミ。」
ケイトに言われた言葉は今でも覚えている。
あの日、私がされたことがどういう事なのか知ったのは中学二年の時。
そっか。
私って処女じゃないんだ。
とっくに汚れてるんだ。
その事実が判明してから、恋愛から目を背けて生きてきた。
たとえ誰かに告白されても断る。
だって私は汚れてるから。
好きになった人にそんな事知られたくない。
