
神様の独り言
第6章 神様は罪を許し歌う
道子は、スマホのナビを便りに…
客の自宅に着いた――――…
住宅街の中にある…普通の一軒家―――――…
道子は軽く深呼吸し…インターフォンを押した…
『はい…どなた?』
「――――――貴女方を集めて欲しいと…依頼したものです…」
『―――――…入って…』
自宅の鍵が開く音がした…
道子は…
ドアノブを掴み―――――…
客の自宅に入った――――…
「やっぱり…機械を通すと声の力は無力になる……」
インターフォン越しでは力は発揮されなかった―――…
一度ボイスレコーダーで試してみたが…同じように、力は発揮されなかった…
やはり…道子が直接相手に声を聞かせるのが一番…
ちなみに…電話は…半々の確率で曖昧だった……
