小中大テキストサイズ

禁断兄妹

第88章 ギフト



飛び起きた身体が抱きとめられて


「大丈夫、ここへ」


口元へあてがわれた袋
その中へ
突き上げるものを
悲鳴ごと吐き出した。


「気持ち悪いものはすっかり出してしまいましょう‥‥全部、すっきり出してしまいましょう‥‥」


絶え間なく突き上がる吐き気
身体が振り回されるような眩暈

痛みと苦しさが
身体と心を
今ここへ戻す

目が
覚めていく

霧が
晴れていく


「はあっ、うッ、うう、はあ、う‥‥っ」


思い出した

全部

思い出した

柊

私の恋人

永遠の愛を誓った
私の恋人

全部思い出したわ

柊‥‥!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ