俺の好きな人
第15章 真琴と直樹の思い
ーーーー真琴目線ーーーーー
瀬戸ごめん。
俺はお前のためにも。
俺はホテルを出た。
その瞬間誰かに肩を捕まれた。
俺は恐る恐る振り返った。
「瀬戸.....なんで....」
「お前こそなんでだよ!」
あぁ、ダメだ涙が出そう。
でも俺に瀬戸の前で泣く資格はない。
「ごめん。...瀬戸にはもう会えない...ごめん。」
「は?なんでそうなるんだよ!」
「俺は........」
そのままダッシュで走った。
腕を捕まれたが振り払ってその場を後にした。
ごめん。
瀬戸のためには俺はいない方がいいから。
俺がいたら幸せになれない。
好きだからもう側には居れない。
ごめん。瀬戸。
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