I'll protect you.
第37章 独占欲
「抱けよ、今すぐ」
「……抱…く…?」
馬鹿げてる
「こいつらの相手してくれれば優への仕送りはしっかりしてやるよ」
藤宮 淳の周りに群がる女達
派手な服を着て、濃い化粧
いろんな香水の匂いが混ざり合って頭痛がしてくる
その中でも俺は必死に頭を使った
なぜ、俺にこの女共を抱かせようとする?
なぜ、優を脅しに使う?
なぜ、俺が言う事をきかなきゃならない?
それは、全部
俺の弱みを増やすため
でも、お前らの考えてることはお見通しだ
「俺は抱きませんよ。絶対に」
藤宮は、次俺のこの女絡みのネタを使って優を脅すはずだろ?
本当、低脳。
「そうか。残念だ」
お前らが何かする前に俺が優を守ればいいだけだろ?
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