I'll protect you.
第23章 月曜日
俺はその声を聞いて慌てて体を起こした。
そこにいたのは、見覚えのあるジャージ姿の茶髪。
その後ろから涼太が現れて俺の方に駆け寄ってくる。
「奏斗、大丈夫か!?」
頭を棒で殴られたから幻覚でも見てるのか…?
そこにいるのは…
「シン…?」
なんでここに…
「俺が呼んだ。
シンに電話してる最中にお前らがマンションの裏に行ったのを見ててな。
そのまま、心を呼んでマンションまで案内したんだ」
…涼太ナイス。
シンがいれば勝ったようなもんだ
コウもシンが来たのを確認するとそのまま地べたに座り込んだ。
そして、シンが口を開いた。
「逃げた方がいいよ」
忠告を聞いて俺らはうんうんと必死に頷いた。
だけど、ロン毛達はシンの忠告に心底ご立腹のようで、シンの挑発にのってしまった
「ぶっ潰してやる…ッ!!!!」
俺はユウには見せれないと思い、ユウの目を塞いだ。
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