I'll protect you.
第15章 限界
コウキ君との登校はすごく楽しくて気が付けばあっという間に学校についていた
ここにシン君とカナがいたらもっと楽しかっただろうなぁ…
そんなことを思いながら廊下を歩いた
そして教室のドアを開けると
『…みらいちゃん?』
いつもならこんな早い時間に来てるのは私しかいないはずなのにすでにみらいちゃんが席についていた
…途中からシン君達と学校に来てるはずなのに…
…どうしたんだろ
『おはよう。
いつもこんなに早くから学校に来てたの?』
みらいちゃんがこちらを一切見ずに私に言葉を投げかけた
『…おはよ。
そうだよ。みらいちゃんこそなんで今日はみんなと一緒に来てないの?』
私の言葉に反応したみらいちゃんはこちらに体を向けた
『…昨日、シン君達を怒らせたから…
コウキ君も私に冷たかったし…
…ユウちゃんからみんなを説得してよ…
ユウちゃんが言えばみんな許してくれるから…
お願い…』
…騙されない
…もう絶対に騙されないんだから
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