I'll protect you.
第12章 不安
『…実は、みらいちゃんも…
みんなと遊びたいみたいでそれをコウキ君に言ったの…
そしたら怒っちゃって…
でも私にはどうして怒るのかわからなくて…
…それに……私が知らないなにかがある気がして…』
私は地面を見ることしかできなかった
シン君はどう思ったかな?
めんどくさい奴だなって呆れたかな?
「…そんなことがあったんだな。
俺はみらいと遊んでもいいけど、
秘密基地に入れるのは反対だ。
それに…コウがなんで怒ってるのかわかんないな。
わかんなくてモヤモヤするより
聞いてスッキリしよう!」
シン君はそう言うと私の手を取って立ち上がった
「俺も一緒に聞いてやる。
だからコウにちゃんと聞きに行こう」
そしてバスに向かって歩き出した
コウキ君に聞くの…怖いな…
でも…シン君が一緒にいてくれるなら…
…怖くない
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