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「だって、本当にイライラしてたし痛かったんだもーん！」

すると、いきなり教室のドアが開いた。

あまりの唐突さに、教室は静かになった。

「あ、神崎さんいる？」

教室に入ってきたのは大場先生だった。

私はドアから1番離れた窓側の所にいたため、どうやら先生の所から私を見つけるのは難しいらしい。

私は周りの子達に

「いないって言って！お願いだから！」

と必死に伝えた。

「志穂、今は教室にはいませーん。」

麻理が答えてくれた。

「あー…じゃああとで教務室に来るように言っておいてもらってもいいかな？」