
甘すぎて気絶
第4章 夫婦の朝
寝起きの掠れた声で
「‥‥‥‥えっち」
とだけ囁かれて
自分のしたことに顔が赤くなる
「こんな奥さんやだ?‥よね」
和真さんを見上げながら問いかけるけど
思わず語尾が小さくなってしまう
こんなことになるなら
しなきゃよかったよー‥
「小春がこんなにえっちだと思わなかったな」
このまま離婚とか‥
どうしよう‥‥‥!
やだやだと首を振りながら
和真さんのパジャマをぎゅっと握る
最近かまってあげられなかったしな、
と言いながら頭を撫でられて顔を上げると
意地悪な笑みを浮かべた和真さん
なんか、いやな予感‥
「小春、子作りしよっか」
にこにこしながらあたしの服に手を入れてくる
「えっ、こづく‥‥んっ」
今、子づくりって言った?
聞き返すけどキスで遮られた
ちゅ、ちゅぱっ‥くちゅ
舌を絡め取られて体の力が抜ける
「ふ、んっ‥」
思わず和真さんの首に抱きつく
