テキストサイズ

はれのちくもり、キスのちXX…

第1章 幼なじみ

「真央、おきろ。」
「ん~もう少し…」
「阿呆、それ3回目。さっさと着替えて下りてこいよ。」
「…はいは―」
「後3秒で起きなかったら襲うぞ。さん、にー、」
「え、ちょっとまって!」

あたしは勢いよくおきた。
と同時にあたしのおでこにでこぴんをくらう。

「いった~…」
「ばあか、早くおきろよ。先に下行ってるから。」
「毎回の事だけど女の子の部屋に勝手に入るなんてどうかしてるよ!」
「吉田家の皆様の了承があるから大丈夫です。
むしろ毎回感謝されてますから。」

あたしを起こしにきたのは隣の家に住んでる幼なじみ、片桐修平。
親同士が仲が良いのがきっかけで仲良く…というか、何でもさらけ出せる関係になった。

「とか言って、ドキドキしちゃったりしてるんでしょー。」
「…は?」
「ごめん…あたしが悪かった…。だからそんな顔しないでください。」

修平は早く着替えろよーと言って部屋を出ていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ