背徳の雨
第2章 コワレタ、モノ
「さっき河原で遊んでるの見たぞ」
佳代は私を殴る為に
理由が欲しかったのかも知れない。
奈美は実母の姉の娘だ。
きっともしも
奈美にボロでも出されたらと
恐れたのかも知れない。
佳代は春と脩を呼び
二人の目の前で私の服を全て剥ぎ取り、
冷たいフローリングへ突き飛ばした。
全裸にされた私は
恥ずかしくて目を潤ませる。
でも泣いちゃいけないと
血が出るくらい唇を噛み締め
体を必死に守った。
俯く頭を上げれば
脩と目があって恥ずかしくなる。
脩はもう高校一年生だ。
発育が異常に良かった私の体は
もう生理も来るし、
胸もCカップはあった。
変な目で私を見る脩が怖くて
俯いて瞼を閉じた。
佳代は私の髪を掴んで頭を上げさせる。
瞼は開けない。
佳代は私の頬や目を拳で殴る。
腹部を蹴られ、酷く吐き気がした。
泣き声ひとつ上げない私に
腹が立ったのか、暴力は酷くなる。
罵声を浴びせられながら
血を流して、瞼を強く閉じた。
唇を噛み締め、痛みに耐える。
もうどこから血が出てるのかわからない位
身体中血で汚れて
力無くぐしゃりと、
フローリングへ倒れ込んだ。
その後どうなったのか
全く覚えておらず、
未だに思い出せないでいる。
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