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背徳の雨

第1章 全てはここから始まる



邪魔だから、と私を祖母に預け、
母は家事のひとつもしようとはしない。
時間が出来れば
着飾って私を置いて出ていく始末。
母は18歳だ。
遊びたいのは分かるが
父も腹が立っているようだった。
喧嘩が絶えず、
父も母も少しずつおかしくなっていく。
マジックマッシュルームを食べる父。
帰ってこない母。
しかし別段淋しい事は無く、
居ても居なくても同じだと感じた。
母なんて要らない。
これは前から思っていた事。
寧ろあれは母ではない。
小さいながらにそう感じていた。

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