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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

昼休みの間、
晃佑は嫌な顔一つせずあたしの側にいてくれた。


雅章のハメる為の作戦なんて考えて、あたしに授けてくれた。


別に難しい事じゃないけど。


別れ際にはあたしを抱きしめて「じゃあ、放課後楽しみにしてるね?」なんて耳元で囁かれた。


恥ずかしさ半分、嬉しさ半分だったけど
でも雅章の事を思うと心強い。


授業が始まるギリギリに教室に戻ると雅章は不機嫌そうに自分の席にいた。


大丈夫、あたしには晃佑がいる。


晃佑ならあたしを救ってくれる。


もう少しの辛抱だ。






そして、放課後……

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