テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第48章 眠り薬(鎧※)

「お疲れ様。お陰で君の身体を知ることが出来た…また、付き合ってくれるかな?」


『はい‥‥凌馬さんの為なら』


ありがとう、と一言いって髪を撫でると彼女は少し恥ずかしそうに微笑んだ。


そんな彼女を優しく抱き締めたその硝子張りの向こう側に立っていた貴虎を、僕は怪しく黒い瞳で見据えた。


貴虎は酷く僕を恐れている様子だった…。


「さて、今度はどんな実験をしようかな‥?」





(眠り薬)
(彼女の全てを知りたくて───貴虎の全てを奪いたくて、)



END

ストーリーメニュー

TOPTOPへ