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仮面な人たちの恋愛夢小説

第47章 空いてるぞ…?(鎧※)

「すまない…っ、歯止めが利きそうにない…っ!」


私にしがみついて必死に快楽に耐えている彼女に対し、私は我慢出来ずに彼女の中へ欲を放った。


「すまない…痛かっただろう?」


『いえ…っ、良かった、ですよ…?』


美しい女としての表情は私をフリーズさせるほど素晴らしいものだった。


それからベッドに身体を沈めた私たちは、静かに眠りにつく。
そんな頃、気付けば彼女から凌馬の匂いは消えていて、私は安堵していた。


「凌馬には渡さない」


彼女の優しい嘘に、そう誓った夜だった。




(隣、空いてるぞ?)

(彼女の優しい嘘は見抜けない───染み着いた凌馬の匂いだけは、嘘じゃない)



END

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