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仮面な人たちの恋愛夢小説

第46章 眠らせて下さい。(鎧)

「実は、ちょっと寝不足で‥‥テスト勉強とか他にもやらなきゃいけないことが沢山あるんです」


『そう‥‥じゃあ、今日は早めに寝た方がいいわね』


「先生は、今日は泊まっていかないんですか?」


『‥‥‥泊まっていった方がいいかしら?』


僕が頷けば先生は微笑んで、分かったと言ってくれた。




数時間後───

夜の十一時を回った頃、僕たちは勉強を終えて寝床につく。


広いベッドに腰かけるパジャマ姿の先生と僕で、色々話をしているうち、ふいに当たり前のように指先と指先が触れた。


僕が緊張してバッと離れると先生は不思議そうな顔をしていた。

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