テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第34章 マゼンタ色の深愛(D※)

でも、その表情を誰彼構わず色んな奴見せていることが俺を嫉妬させている。


口には出さなくても態度に出ているのか、特に海東にはいつも痛いところを突かれていた。


そんな海東も、恐らく彼奴が好きなんだ──とそう思ったら何だか腹が立って、気付いたら彼奴に八つ当たっていることも多々あった。


『つかさっ』


彼奴の元気な声が俺の耳に弾むように聞こえてきて心地いい。

寝起きの俺の上にダイブしてきた彼奴の顔を見れば一気に目が覚めて、今日一日の活力を与えてくれるようだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ