テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第33章 タイム・ラブ・KISS(電)

「このままずっと、お前と居られたらいいのにな」


『幸太郎は良太郎さんの為に未来から来たんでしょ?』


「ああ。でもその使命を終えたら未来に帰らなきゃならない。そうなったらお前と会えなくなるだろ‥」


『どうしてそう思うの?』


「だってさ‥っ」


ふいに、幸太郎を抱き締める彼女。
幸太郎ははっとして彼女に腕を伸ばした。


『私の中にはいつも幸太郎がいる。私が幸太郎を忘れない限り、きっと未来でも逢える。私はそう、信じてる』


彼女の言葉に幸太郎はいつも以上に強く抱き締めていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ