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仮面な人たちの恋愛夢小説

第22章 男装と秘密と愛のバース(O)

「女である自分が嫌…か」

二人きりになると彼女は伊達の前では時々女性の格好をするようになっていた。

「で、今日はまた何で女の子の格好を?」

『伊達さんの前なら、女でいてもいいかなって。理解してくれたのは伊達さんが初めてだったから…変…ですか?』

普段髪はウィッグでカバーしていたためにその内側は一つに結べるくらいの長さだった。
彼女は、どうしても髪だけは切れないでいた──

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