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君がいいんだ

第3章 初デート

「できたら…敬語…やめよっか?」

距離をもっと縮めたくて
まずはそう言ってみた
彼女は「はい」と頷いてくれた

「それからさ…」
もう1つだけお願いをしてみる
「櫻井さん、をやめよっか?(笑)」
「え?でも…」
「チェストは困るけど(笑)下の名前で呼んでくれたら嬉しいな」

今のところ俺が言える、精一杯の言葉だ

「えっと…じゃあ…翔さん…?」
「さん、もナシ!!」
「翔…くん…?」
「決まり!!俺も…いいかな…えっと…紗英ちゃん?」
「はい…///」

目の前の大きな壁をパッと越えられた気がした
敬語をやめてからはもっともっと仲良くなれた気がした

彼女はどうかな?

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