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君がいいんだ

第2章 チェスト

細かいことをこっちで決めてもいい?と
彼女に確認し、あとで連絡するよ、
と話している頃に、謙一たちが帰ってきた

前回よりもだいぶ酒が進んだ
いつ、どこで、どうやってデートしたらいいのかを考えると
飲まずにはいられないくらいテンションが上がった

家に帰ってからも
どうしようか考えていたけど
いつの間にかちょっとイヤらしいことなんかを考えたりしちゃって
興奮して眠れなくなってしまった

「やっぱり家デート…か…」

自分のイヤらしい想像は置いておいて
やはりイチバンは外に出ないデートだ

でも
美味しいお店にも連れてってあげたいし
そういうのをデートって言うんだとしたら
幻滅…するよな…きっと

昔は相手も同じ世界の人だったから
気にならなかったけど
彼女は普通の人だ…

でも…どうにかしないと…
落ち着け俺!!
1個ずつ書き出してみよう

●いつ→次のオフを確認する
⇒わかり次第日付だけでも連絡する
●どこで→俺の部屋
⇒部屋に来る前に片付ける。
●何をする→彼女のことを知る。俺のことを知ってもらう

真面目か!!(笑)
でも…これが俺!!
笑いたい奴は笑えばいい

とにかく彼女との距離を
縮めたいんだ

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