テキストサイズ

ふたりのカタチ

第5章 言えないキモチ

言われてしまった…
好きだって言われてしまった…
どう答えればいいのかな

『ごめんね』をきちんと伝えなかったことを
深く反省した

「私が…その…いきなりチューしちゃったから…なの…?」
恐る恐るかずちゃんに聞いてみた

「え?違うよ?」
クロワッサンを頬張りながら
「子供の頃も好きだったんですけど?」
「///!!」
「子供だったからねー近い異性が初恋って
良くあるパターンじゃない?それが……」

フォークを置いて
一瞬だけ真顔になって
でもすぐニヤリと笑いながら

「それがこんなに素敵な女性になってれば
恋心も再燃するってもんでしょー?」

いつもと同じように座って膝を抱えてる私に
きらきらした笑顔で続けざまに
「まぁ、ゆっくり考えてくださいな?いっぱい考えて…悩んで…頭ん中オレのことだらけにしてもいいんだよ?オレが責任持つから、その時は(笑)」

もう…なり始めてるよ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ