NEWのぶ。さんの作者ニュース

実践だよ…

のぶ。のサバイバル系ミニ小説3rd【第17話】


小屋を見付け、灯油をまき散らしていたら、匂いで化け物から嗅ぎ付けられたので、高台へ逃げた。



しかし…



オレが、高台へ逃げたのはいいものの、その先は崖っぷち。

そうこうしてくうちに、化け物も高台へ!



どうする?
オレ…



化け物の姿は変わり果て、真っ黒になっていた!

そういえばオレ、キャンプ場で灯油を撒き散らし、火を付けて逃げ出したけど、姿を見るのはそれ以来初めてのことだった(笑)

化け物は、真っ黒焦げになっていた!


そんな中、崖っぷちに立っているオレ…
笑い事ではなかった!

オレは、崖から転落してしまうのか、それとも化け物から殺られしまうのか…


ふたつにひとつ、そんな状況に追い込まれていた中、手帳から彼の声が聞こえた!


「さぁ、実践だよ。」

「気を集中させて、ヤツの動きを…」


そうだ、先読みだ~!


事務所での稽古中、この先読みを教わったのは、幻聴である彼の声だった!


化け物がオレの方へ向かって、走り出した…


「今だ、走れっ!」
TOPTOPへ