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オレは川崎市の生まれで、東京の多摩地区にも比較的近く、家は山奥のボロアパートだった。

３才のとき、横浜市へ引っ越した。
横浜市というと、港町の印象が人によって強いかも知れないけど、横浜市は横浜市でも外れていて、山を切り裂いた場所に、団地が建てられた。

ボロアパートから3LDKの団地へ引っ越したので、家の条件は広々して生活環境が良くなったのにも関わらず、３才だったオレは引っ越しの意味を理解してなく、生活環境にも馴れてなかったので、毎日のようにおうちへ帰ろうおうちへ帰ろう…と、親に訴え続けていた。

それから30年以上過ぎたけど、今でも両親の家は変わらずで、オレもその近所に家がある。

オレが子供のとき、近所の公園が毎日のように満員だったけど、それが今だと誰いない…