いつもの部屋
けれど
いつもの景色はそこにはない
かつて
夢を語るはしゃいだ声に
和ませた眼差しを
今は
危険な噂を報じる雑誌に凍らせる修斗
興味ない、という由奈の言葉さえ
酔いにすがった精一杯の虚勢だと見抜いている
乱暴に脱ぐ靴音に現れた修斗の苛立ちは
手首が細るほどの由奈の想いが
火遊びの一人として扱われることでしょうか
修斗の本能がキケンを感じ取り
その鋭い眼差しを柊にロックオンしたように思えます
由奈の想いと修斗の怒りが向き合う夜は
終わりの始まり、への序章でしょうか
緊張が高まります…
更新ありがとうございます!