性教育学校
第30章 後悔の日々
何分経ったかな…
ずっと裕希くんは
あたしを落ち着かれてくれた
寂しくて
辛くて……
そんな気持ちも和らげてくれた
「…大丈夫?」
ゆっくりと
あたしを離してくれた
「みなみちゃん…
辛いときは辛いって言って?
俺だって、莉乃だっているんだよ
一人で抱え込むなよ」
頬をつたう涙を
裕希くんは拭ってくれた
あたしは頷いて返事をした
喉がいたくて声が出せなかった
「寝てな?」
あたしが布団に潜ってても
決して一人にしないで
側にいてくれた…
そんな優しさに
あたしは救われた
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