無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢っふ……んんっ｣

舌が中に入ってくる
激しくて優しさもない

息がちゃんと出来なくて
苦しかった

｢はぁ…っんんん………っ｣


長く長くキスをする
あたしは渓人にされるがままだった




ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


｢……っあ…ごめん…｣

我に返ったように
慌てる渓人

あたしは意味が分からなかった
何も言おうとしないし
勝手に謝ってるし………


ねえ渓人…
あなたは今、誰を考えてるの？
それはあたしじゃないよね？




さっきあたしを思って
走ってきてくれた渓人
その幸せはすぐに過ぎ去った