
All Arounder
第54章 You Asked For It
ーーーーーーーーーーー
「あ、マスター!」
「ん?
あ、いや…」
くわえていたタバコは
いともあっさり取り上げられた
「今日お客さん多かったんですから、片付け間に合ってないんですよ。
ほらマスター早く中に入って」
「待って七香ちゃん、ちょっとだけ一服させて…」
「片付け終えてからにしてください!
ほら、二人でやればすぐに済みますよ」
七香はマスターの腕を引っ張って立ち上がらせると
裏口から店内へ誘導を始める
「お願い一本だけ~」
「いいえ!マスター」
ぴしゃりと言い切る七香は、母親のようだった
「タバコは病気のリスクを高めますって
ここにも書いてあるでしょう!」
いつの間にか、置いていたはずのタバコのパッケージを持ってきて
マスターの前に突き出した
「いや、七香ちゃん、これはもうさ、中毒というかさ、もうなくてはならない存在というか…」
「嫌なんです!」
「え?」
思わずきょとんとした顔をした
「嫌…なんです…
タバコばっかり吸って…
もし急にマスターが死んじゃったら、どうするんですか…///」
「…」
ぽんぽん
縮こまった頭に、手を置いた
「~~!!
子ども扱いしてるんですか!?」
「いやいやまさか。
心配してくれてありがと~って意味だよ」
世話焼きの心配性
そんな七香ちゃんと一緒に入れる時間は
嬉しかった
「あ、マスター!」
「ん?
あ、いや…」
くわえていたタバコは
いともあっさり取り上げられた
「今日お客さん多かったんですから、片付け間に合ってないんですよ。
ほらマスター早く中に入って」
「待って七香ちゃん、ちょっとだけ一服させて…」
「片付け終えてからにしてください!
ほら、二人でやればすぐに済みますよ」
七香はマスターの腕を引っ張って立ち上がらせると
裏口から店内へ誘導を始める
「お願い一本だけ~」
「いいえ!マスター」
ぴしゃりと言い切る七香は、母親のようだった
「タバコは病気のリスクを高めますって
ここにも書いてあるでしょう!」
いつの間にか、置いていたはずのタバコのパッケージを持ってきて
マスターの前に突き出した
「いや、七香ちゃん、これはもうさ、中毒というかさ、もうなくてはならない存在というか…」
「嫌なんです!」
「え?」
思わずきょとんとした顔をした
「嫌…なんです…
タバコばっかり吸って…
もし急にマスターが死んじゃったら、どうするんですか…///」
「…」
ぽんぽん
縮こまった頭に、手を置いた
「~~!!
子ども扱いしてるんですか!?」
「いやいやまさか。
心配してくれてありがと~って意味だよ」
世話焼きの心配性
そんな七香ちゃんと一緒に入れる時間は
嬉しかった
