All Arounder
第47章 New House
食事を終えると、4人はソファーに座ったり寝転んだりして
一旦休憩した
ただ、井上は少しいじけているようだ
「やっぱ、夜の営みは他人に邪魔されたくねぇ」
「うちも同感や」
『営みって…何か経営するの?』
不思議がっている姫はほっといて、大志と葵は相談した
「まず、声が聞こえてまうねんなぁ…」
「ああ、気になって集中できねぇ」
『ねえ、営みって何?』
「耳栓して済む話やったら楽なんやけどなー」
「ふとしたことで見られでもしたら堪んねぇよ」
姫は、しょげる井上のそばまで寄った
『退斗、営みって何?』
「ん?姫ちゃん知らねーのか…営みってのはつまりだなー…」
大志はポンッと手を叩いた
「そういや、隣の部屋って誰も住んでなかったわ」
「あ、そこ借りる?」
「借りるっつぅか、勝手に侵入する。
鍵開けんのは得意だし」
「さすが大志君やなぁ。それやったら夜だけその部屋借りて、普段は皆でいることにしよっ」
「決まりだ」
大志と葵はパチンッと手を叩き合った
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