刑事とJK
第85章 不思議の国
斉藤は体を翻し、そのまま拳、肘、そして膝で3連撃を食らわせた
「いってぇ…」
マジでここは戦いにくい…
早く出たほうが賢明だ
「ゆうひ、イカレ、さっさとここ抜けんぞ!!」
『わかった!!』
「イカレって俺のこと?」
小泉は相手にしていた犯人を蹴り倒し、踏み付けた
「お前は知ってる?鍵の在り処」
「し…知るか…」
「ふーん」
メリ…メリメリ…
「ぎゃあああー!!!
ほんとにっ、ほんとに知らないんだあああ!!!」
「あっそ」
小泉は、男の顔から足を離した
『…』
何だかんだで…やっぱり小泉は恐ろしく見える…
あんなに優しい顔をしたと思えば
こんなに冷酷な目を向けることも出来る…
どっちが…ほんとのあんたなの…?
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