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刑事とJK

第84章 ミッション



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「うお、真っ暗!!」


「何にも見えません…」





千花は手探りで前に進んだ


井上もゆっくりと足を進める



なぜこの二人がパーク内に入って来たかと言うと、
シゲたちがここへ入って行ったのを見て、
千花が「わたくしも参ります!!」とパークへ向かおうとした


危ないから、と井上は止めに入ったが
千花は言うことを聞かず…


パークの中の方が面白いかなとも思い、井上も一緒に千花と同行することにしたのだ






「…」




シゲは…一体どこへ向かったのでしょうか…?



「あ、うっかり手が滑った」



井上の手は、大胆にも千花の胸を掴んだ



「きゃああああー!!!!」


バチンッ



「っいでぇえ!!!!」



井上は千花のビンタを食らった


「何するんですか!!?///」



「手が滑ったって言ったじゃねーかよー」


「次やったら許しませんからね!!!」



井上は暗闇の中、ニコッと笑った





「"許しません"って…」




グイッと千花の体を自分に引き寄せる



「許さなかったら、一体何してくれんだよ?」




「は…離れ…!!」


「千花に触るなあああああ!!!」


いきなり井上の顔に拳が飛んできた


井上はそれを避けたが、少し間に合わず
拳は井上の頬をかすめた







「シゲ…!!」




千花はシゲに駆け寄った



「せ…千花に何かしたら…僕がボコボコにしてやる…!!」



シゲは千花を自分の後ろに隠した




「へーえ」



井上は、そんなシゲをじーっと見た




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