刑事とJK
第11章 やっぱり好き
月曜日になった
斉藤は朝から、
仕事をどんどん進めて行く
「…(ゆうひちゃんに会う気満々っすね)」
斉藤を見て
シゲは苦笑した
「何か飲みます?」
「…いらん」
斉藤の集中力は途切れなかった
時間が経ち、3時前になった
「シゲ、わりぃ、
行ってくる」
財布をポケットに突っ込み席を立ち、
斉藤は出て行った
「…ほんと好きなんすね」
シゲは首を傾げた
何となく、斉藤が出て行った扉を見つめる
僕だって…好きっすよ?
でも先輩見てたら、
引き下がるしかないじゃないっすか…
シゲは下唇を噛んだ
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