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刑事とJK

第80章 終わりへの始まり





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「先輩、あの人たちと知り合いだったんすか?」




仕事部屋に戻るとシゲが聞いてきた




「ああ、まあな」




ドカッと椅子に座り、一息ついた




「長谷川さんは、オレの恩人で、ま
ぁ刑事になる道を教えてくれた人だ」



「ええ!!?
そんな偉大な人だったなんて…!!」




そういやぁ、刑事課の人間には話したことなかったな


オレと長谷川さんの話…




ま、めんどくせぇからもう喋んねぇけどな






「でも、アメリカからわざわざ何しに来たんでしょうね?
執行部室長とか、聞いただけですごく偉そうだし…」




「ああ…確かに」




長谷川さんみたいな、職位が上の人間が訪ねてくるなんて、

…よっぽどのことでも起こってるんだろう






「話は変わるんすけど…」





シゲは嬉しそうに話し出した





「もうすぐ、アミューズメントパークが出来ますよね」



「…は?」



「アミューズメントパークですよ。
近くにでっかいのが建ってるじゃないっすか?」



「何するところだ?」



「室内遊園地みたいな感じで、子供から大人まで楽しめる!!
開園したら、千花と遊びに行くんすよ~///」




シゲはデレデレ




「いつ開園だって?」



「あと5日ですよ
先輩も一緒に行きますか!?」



「行かねぇよ」



「えー…つまんないの」



「何とでも言え」









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