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刑事とJK

第73章 頼れるクレイジー野郎





『絶対に、殺しちゃだめだからね。
約束だからね』





「わかったわかった、約束ね。
でも爆弾からは離れないよ?」




『うん…花火職人にでもなったら?』




「ククッ、それも面白いかもねー」





小泉は歩きながら言った





『…何であたしを…助けてくれるの?』



ゆうひは、
また最初の質問に戻った




小泉は振り向いて、
ゆうひの顎をクイッと上げた




『…っ!!///』




「そんなに俺のこと知りたいなら教えてあげるよ?
ベッドの中でね」



『知りたいわけあるかああぁー!!!///』



ゆうひはブンブンと手を振った



「ククッ、そういえばその指輪どうしたの?
結婚でもした?」




『うう~悪いか!!』




「相手は、斉藤?」



『文句ある!?』



「ちょっと悔しいけど…」






へ?



"悔しい"?






「人妻かぁー、それもなかなかそそるよね?」




『変態!!
どどど変態!!!!』



「変態だもん
あ、階段見つけた」





小泉はちらっと目線を向けて、
階段があることをゆうひに示した




話の転換が上手いな、こいつ…




『ほんとだ…上行くの?』



「そのためにここまで来たんだからね」






真っ暗な階段を


上って行った











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