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刑事とJK

第69章 敵に塩を送る






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『ええ!!??
それほんとなの!!??』



「うるせぇなぁ」





風呂場なので、
ゆうひの声はとてつもなく響いた





『ちょっと、ほんとかって聞いてんだけど?』



「そんだけうるせぇと、
ろくなババアになんねぇぞ?」




ゆうひは斉藤の顔に思いっきりお湯をかけた




「うわっ!!
何しやがんだコラ!!」




斉藤もお湯をバシャッとかけ返した




『わっぷ!!
ちょっともう、かけ返すとか子供か!!』



ゆうひは手で顔を拭った






「そっちが先にかけてきたんじゃねぇか」



『そういうところがガキだっつってんの!!
…じゃなくて、飛鳥と南さんがヤバいってほんとなの!!?』





「あ、そうなんだよ
なんか、飛鳥の元カレ出現で
ゴチャゴチャなってんだと」



『そんな~…』





「南のことは知ったこっちゃねぇが、
飛鳥が可哀相だからな…何とかなんねぇか?」




『うーん…
…じゃあ今度あたしが飛鳥に会ってみるよ』



「お、さすが」



斉藤は小さく拍手した






『斉藤も、南さんをちゃんと後押ししてあげてよね』




「えー」




『えーじゃない
じゃあお風呂上がったら飛鳥に電話してみーよおっ』




ゆうひは湯舟から上がった








「ゆうひ」






『ん?』




「おめぇ胸ちっせぇままだな」



『っさいわ!!!』





ゆうひは洗面器を投げつけた
















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