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刑事とJK

第56章 夢





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ゆうひが隣で寝静まったのを見計らって、斉藤はメジャーを取り出した




「…指、マジできれい」



ゆうひの手を出させて、
指にグルッとメジャーを巻く



「…5cm弱」



これで準備完璧…



そう思った矢先、
ゆうひが目を覚ました





「ょ、ょぉ…」



『…何でメジャーなんて、持ってんの…?』



寝ぼけながらも正当な質問


そして斉藤の苦し紛れのごまかし




「おめぇのスリーサイズ測ってた!!」



『はあ?
何で?』



「オレの日々の努力で、
おめぇの胸が成長したかどうか調べるため」



『…意味わかんね…
で、どうだったの?』



「Aだった!!」



『Bだ、ボケ!!』



ゲシッっと脇腹に
ゆうひの蹴りを食らった



「い…いてぇ…」




ゆうひはそっぽを向いて、
また眠った




「…」



…何とかごまかせたな


危ねぇ危ねぇ












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