テキストサイズ

刑事とJK

第33章  V S







本郷はゆうひのパンツにまで手を掛けた




『…!!!』



ギュッと目を閉じた










ガシャーンッ!!






突然窓が割れ、
ガラスが辺りに飛び散った




「本郷!!
わいせつ罪現行犯で逮捕する!!」












『…斉藤…』



嬉しさで涙が滲んだ




斉藤は本郷を取り押さえた




「なっ…何だ!!?
何のことだ!!?」



「しらばっくれてんじゃねぇよ、
今まで散々やってくれたな」




斉藤は本郷の手首に手錠をかけた



「わいせつ罪だと…!?
何を根拠に…!?」




「腐ってんな、どこまでもよぉ」



斉藤は鍵を開けた



中から刑事たちが入って来て、
本郷の身柄を移動させていった





「何で私が捕まらなきゃならない!!??
ふざけるな、斉藤、私をはめたな…!!」




「何言ってんのか
さっぱりわっかんねぇなー」



本郷の目の前に、山崎が立った



「やぁーっと正体現したね~。
まぁ、話は後でゆっくりしようじゃないか?」



山崎は本郷の肩をポンと叩いて、
斉藤の方を振り向いた



「斉藤君、ご苦労様ぁ」






斉藤は軽く頭を下げた




「山崎刑事、女の子の救護を…」


医療班が数人やって来た



しかし、山崎は首を横に振った




「いーや、まだいいよ。
もうちょっと後でまた来なさいな」



「そ、そうですか…?」



山崎はちらっと斉藤に目配せして、
医療班と一緒に部屋から出ていった








ストーリーメニュー

TOPTOPへ