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刑事とJK

第92章 新たな命









「ここは病院ですよ?」



キリッとした声が、ごたごたした空気を静めた






『あ、看護婦さん』




「他の患者さんもいらっしゃいます、お静かに」




「「すいません…」」



「ダメだろ、斉藤」



「何でオレなんだよ…?」






看護婦の手から、ゆうひに何かを優しく渡された




!!!




「赤ちゃん!!?」



思わず真理子が叫んだ






「え、見たい見たい!!」

「ちょっ…押すなよ!!」





皆ゆうひの周りに集まる





「…」




斉藤も、我が子が見たくて背伸びしたりするが

全然見えない





若干いじけた









「ゆうひちゃん、赤ちゃんこっち向けてっ」





『うん、待ってね…
よっこい…しょ』











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