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刑事とJK

第87章 全ては復讐のために







「花が散るとさ、人って残念がるものかもしれないけど…
だからこそ"あの咲き誇った花"を思い出すし、
"あの咲き誇った花"をもう一度見たいと思うようになると思うの」





「…」






「…あたし、何言ってんだろうね…」





「ううん」






羽生は俺の顔を見た





「俺は…そう思うよ。
そういう点では、花も、花火も、人も…同じなのかもしれないね」





羽生はなぜか顔を真っ赤にさせて、俯いた



線香花火はそのまま、少しずつ膨らんでいく






俯いたまま…しかし花火見たさゆえ、目だけをちらりと花火に向ける羽生が


愛おしくなった







ついその頬に、キスをしてしまい


驚いた羽生は線香花火ごと火玉を地面に落とした







「…ごめん」





花火を、落とさせてしまった





「…ううん///」




羽生は俺にもたれ掛かってくると、言った





「…好き…///」





「…花火が?」





「…どっちも///」







ふと目が合い



吸い寄せられるように





唇を重ねた















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